当社は、40年以上に渡って継続している障がい者雇用を始め、高齢者や外国籍、女性など、多様な人材が活躍する企業づくりに取り組んでいます。また、学校や行政と連携した職場実習や経営報告等を通じ、インクルーシブ社会の実現に向けた活動を実践しています。
当社のSDGsの取組みについて下記に紹介します。
Goal 5. ジェンダー平等を実現しよう
当社は、多様で柔軟な働き方の仕組みを作ることや休暇の取得推進や残業削減などにより、女性が働きやすい職場づくりを行っており、多くの女性がモノづくりの現場で活躍しています。
2020年度に、小田原市の女性活躍推進優良企業認定制度「小田原Lエール」ゴールドステージの認定を受けました。
Goal 8. 働きがいも経済成長も
ディーセントワーク(働きがいのある人間らしい雇用)に関して、当社では「良い雇用の場を作る」をスローガンとして掲げ、取り組んできました。40年以上に渡って取り組んでいる障がい者雇用を始めとし、高齢者や外国籍社員など、多様な社員が活躍しています。多様な価値観が職場内に共存することで、違いを理解し、違いを尊重する文化が生まれます。多様な能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み、新たな価値が創造されます。
2018年には、当社のダイバーシティ経営が評価され、経済産業省の「新・ダイバーシティ経営100選」に神奈川の県西地域で初めて、認定されました。
Goal 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
当社の事業である「金属プレス加工」は、金属部品を低コストに生産する技術で、車、産業用機械、家電、OA機器等の様々な製品の製造に欠かせない技術として利用され発展してきました。このように良質な部品を低コストに生産する技術はモノづくりにおいて欠かすことのできないものであり、これらの産業のことは「素形材産業」とも呼ばれています。この産業のインフラである「素形材産業」の多くは中小製造業で構成されていますが、今、中小製造業は、国際競争の激化や後継者不足等の問題で、企業の減少に歯止めがかからない状況になっています。
当社の「金属プレス加工」事業は、モノづくりを支えるインフラの役割を持っていると自負しています。良質な部品を低コストで提供するため、技術の承継し、更なる発展を遂げてまいります。また、ロボット化や3D-CAD、様々なIT/IoT技術も活用して、モノづくりの進化に向け、精進していまいります。
Goal 10. 人や国の不平等をなくそう
「障がい者の有無や性別、国籍、年齢などに関わらず、当社で活躍できる方に働いていただく」
これが、当社の採用の基本方針です。
属性ではなく、その人の個性や能力に向き有う事。その事にまっすぐに向き合い続ける。そこに、相互理解と相互信頼が生まれ、組織も働く社員も成長していきます。
2012年より、神奈川県の「かながわ障害者雇用優良企業」に認定されています。
2022年12月より、厚生労働省の「もにす」(障害者雇用に関する優良な中小事業主)に認定されています。
Goal 12. つくる責任つかう責任
当社の事業である「金属プレス加工」は、部品を安価に大量生産できる技術として、20世紀後半の高度成長期に大きく発展しました。
現代社会が、大量消費・大量生産の時代から消費の多様化・多品種小ロット生産に向かう中で、「金属プレス加工」はどうあるべきか。2030のゴールを意識した時、どこに向かうべきか。
当社では、「金属プレス加工」を「安価に大量生産できる技術」から「もっとも低エネルギーで部品を製造できる技術」とし再定義したいと考えています。取組みは始まったばかりですが、この技術の特徴を活かして、2030年にあるべきモノづくりの姿を描いていきたいと思います。
2020年より、神奈川県が推進する「かながわアップサイクルコンソーシアム」に参加しています。
Goal 17. パートナーシップで目標を達成しよう
企業と企業、企業と行政、企業と学校など、地域を構成する様々な個人・団体が連携することは、地域課題や地域活性化には欠かせません。障害というテーマで例を挙げれば、障害者雇用という自社の取組み以外にも、特別支援学校からの職場実習の受入れや、行政主催の障がい者雇用セミナーで当社事例を紹介する等、連携によって取組みを拡げることが出来ます。志ある皆様と積極的に連携を図り、 2030年に向けて、まい進したいと思います。
2019年より、小田原市によるSDGsに取り組む企業・団体の登録制度「おだわらSDGsパートナー」に登録して活動しています。
2022年より、神奈川県が推進する「かながわSDGsパートナー」に登録して活動しています。